英会話には不十分
生きた英語と言われますが実際にやり取りされているテンポや口語表現を知ることできます。しかし基礎を別途やることはやっぱり必要。
学校で習う英語は必要だが、英会話には不十分
たとえば、bachelor(バチュラー)という単語、未婚男性、独身男性、学士と辞書では訳しています。
ここでクイズです。どれが、一般的なbachelorの定義に近いでしょう?
籍を入れていない彼女と10年同棲している人
年金で細々と暮らす、奥さんに先立たれた80歳の男性
投資銀行で働く高給取りで、毎日パーティに行くプレイボーイ
正解は3番です(笑)。
日本人は日本語の新語(エモい、痛い、ギャル男など)を辞書で学ばず、脳が自動的にパターンを作り出して理解します。これを学問するのが、認知心理学、認知言語学、認知文法と呼ばれるもの。
これに対して、今の一般的な学校で行われている英語教育では、辞書の通り「bachelorは、未婚男性、独身男性、学士という意味だ」と、型にはめて学びます。そのため、言葉の細かいニュアンスを学ぶのは難しいと思います。
その英会話で使われる独特のニュアンスを理解するには、たくさん見聞きするしかありません。それを効率的に楽しみながら学ぶことができるのが、海外ドラマです。
海外ドラマは、英会話より効率的に英語を学べる
生きた表現を感じ取れるという部分では、英会話を習いに行くより海外ドラマを観るほうがずっと効率的です。なぜなら、海外ドラマは、万人が楽しめるように、わかりやすい発音と表現を使用しているから。
(日本語のネイティブでも、話し上手の人と話し下手の人がいるように、英語のネイティブにも、You know、…like…など、雑音のような不要な単語が多い人もたくさんいるのです…)
海外ドラマは、準備されたセリフなので、無駄が少なく1分あたりの意味のある英単語の数が多くわかりやすい。特にコメディーはジョークも多く、会話の内容も日常会話に近いので、おすすめです。